電子出版プラットフォーム「でじたる書房」
「1番ホーム 電子出版プラットフォーム」に掲載している項目は、次の通りである。
◇ このサイトで取り扱う電子出版プラットフォームとは
◇ 電子出版プラットフォーム一覧
◇ 電子出版プラットフォームへの掲載手数料と収益(印税)比較)
◇ パブー
◇ forkN
◇ e-bookland
◇ Book Way(その①)
◇ Book Way(その②)
◇ 文楽
◇ でじたる書房(このページに掲載している内容)
◇ DL-MARKET
◇ wook
◇ mixpaper
◇ UPUB
◇ bookpic
◇ 漫画onweb
◇ 自費出版デジタル(その①)
◇ 自費出版でじたる(その②)
◇ PUBLOFF
◇ We Publish
◇ 竹の子書房
◇ Kindle Direct Publishing(その①)
(でじたる書房のホームページから)
開設年月 | 2004 |
書籍登録数 | 13,300冊(2012.7月時点) |
特 徴 | ・ 電子書籍のダウンロードサイト。 ・ 電子書籍の出版だけではなく、ヒットしている作品や将来性の感じられる作品については、商業出版に持ち込む、映画化やドラマ化の可能性を探るなど、日本初の電子出版エージェントを目指している。 |
開設費用 | 無料。 |
掲載可能書籍 | 公序良俗に反しなければ制限なし。アダルト可。ただし審査あり。 |
利用手数料 | 販売価格の50% |
収益率 | 販売価格の50% |
電子書籍作成の方法 | ・ テキストファイルで原稿を用意し、「でじブブックメーカー」(無料でダウンロード、Windous対応)で電子書籍を作成して入稿。 ・ PDFファイルでも入稿可。 |
販売価格の設定 | |
閲覧の方法等 | ・ でじブック形式」の電子書籍は、無料閲覧ソフト「でじブックリーダー」(無料)をインストールしてパソコンで読む。 ・ PDF形式の電子書籍は、AdobeReader(無料)をインストールしてパソコンで読む。 ・ スマートフォン、タブレット端末、電子書籍専用リーダーでは閲覧不可。 |
著作権保護(DRM)機能の有無 | |
その他 | ・ 電子書籍が掲載されるためには、審査に合格する必要あり。 ・ 購入した電子書籍の閲覧期間は無期限。 ・ 縦読みの対応はなし。 ・ 掲載書籍は有料書籍のみ。 |
■ でじたる書房とは
でじたる書房は、メディアネット株式会社が運営する電子出版プラットフォームである。
でじたる書房が開設されたのは2004年ですから、電子出版プラットフォームでは老舗に属する。
でじたる書房プラットフォームに無料で電子書籍を掲載することができる。
<
span style="background-color: #00ffff">■ 書籍掲載のシステム
◇ ライター登録をする(無料)。
◇ テキストファイルで原稿を作成する。
「でじブックメーカー」(テキストデータにした原稿を電子書籍にするためのでじたる書房独特のツール。
無料でダウンロードすることができる)を入手して、電子書籍(「でじブックデータと呼ばれている)を作成する。
◇ 出展の申込
でじブックメーカーで作成した電子書籍を、でじたる書房のプラットフォームから「出展」申し込む。
申し込みには、「テキストファイル(原稿)、でじブックデータ、表紙画像、書籍の希望販売価格などを記入して申し込む。でじブックデータに代えてPDFデータでもかまわない。
◇ 審査
掲載できるかどうかの審査がある(1週間程度)。
◇ 掲載開始
審査に合格すれば掲載開始。
■ 掲載可能書籍の種類
公序良俗に反するものでなければどのようなものでも掲載可能。アダルトもOK。
電子出版プラットフォームにはアダルト不可のものも多いが、でじたる書房はOKである。そのせいか、出展されている書籍にはアダルト関係が結構多いようである。
■ 出展の費用と印税率
自分で電子書籍を作成すれば、掲載、初期費用等一切無料です。電子書籍作成の手助けシステムにでじブックメーカーがある。
収益(印税率)は50%です。
■ でじたる書房の評価
でじたる書房は、電子出版プラットフォームでは先発組である。今や、後発組のパブーやホークンの急追を受けている。
◇ 印税率が50%というのは、後発組のプラットフォームの多くが70%当たりに設定しているので、でじたる書房にとってはかなり不利な条件になる。
アマゾンキンドルの日本上陸などを念頭におけば、今後、改訂を余儀なくされるのではないか。
そうしなければ電子出版プラットフォームの激戦に勝ち残れないかもしれない。
◇ でじたる書房プラットフォームは、ウィンドウズパソコン専用サイトである。したがってパソコンからしか見ることができない。スマートフォン対応はしていないのである。これはスマートフォン隆盛の今日においてかなり不利となろう。
◇ 電子書籍の作成についても、「でじブックメーカー」という専用フォームが用意されているが、表紙の作成機能はないなど、後発組の簡易さに比べれば、パソコン初心者にとってはかなり難しいといえる。
◇ 掲載するに当たっては審査を行っているので、掲載される作品の水準は一定確保されているということはいえそうだ。
ただ、いくつか掲載本を見る限りでは、この審査はかなり緩やかなものはあるようだ。
◇ 総括すれば、現在のこのままの条件では、でじたる書房が乱立する電子出版プラットフォームの世界で、これから生き残れるかどうかはかなり微妙だと思う。
電子出版プラットフォーム「パブー」から、田中かわずのペンネームで、400字詰め原稿用紙で10枚程度の短編小説「桜」「みっちゃんへ」「ピヨピヨ」「ベロの辛抱」、中編小説「おばあちゃんへの贈り物」を電子出版しました。無料です。よかったら読んでね。
エッセイ「オレのリハビリ日記」をパブーから有料で電子出版しました。300円です。よかったら買って読んでね。
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