電子書籍リーダー「Kindle Paperwhite」 - 電子出版プラットフォームマップ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

電子書籍リーダー「Kindle Paperwhite」

                  

kinndorupe^pa-
 
     (アマゾンの広告から)

■ 電子書籍時代の到来は?

 10数年前、当時のマイクロソフト社の技術開発担当副社長ディック・ブラスは、電子本業界に今後20年に起こることを、ユーモアを交えて次のように予測した。

 2000年―マイクロソフトのリーダーソフトウェア「eBook」が100万本以上出荷。

 2008年―多くの国で「eBook」タイトルの販売数が従来形式の本の販売冊数を超える。

 2009年―一部の人気作家たちは読者に直接出版するようになる。

 2012年―製紙業界が「本物の本」(RealBooks)キャンペーンを開始。人のよさそうなきこりが「本物の本を買おう。本物の紙に印刷された本物の本を」と主張する。

 2018年―一般の用法として「eBook」タイトルは、単に「books」と呼ばれるようになる。旧タイプのものは「paperbooks」と呼ばれる。

 2020年―販売されるタイトルのうち90%が紙でなく電子媒体となる。ウェブスター英字辞典は「book」の最初の定義を「一般にコンピュータやその他の個人閲覧装置に表示される、文書の実体」という意味に変更。

 この予測は既にはずれているが、それでもこれからの電子書籍の有り様を示唆していて興味深いものがある。

 ディック・ブラスは、ほぼ2020年あたりに電子書籍が紙の書籍に完全にとって変わるとみているのだが、果たしてそのとおり推移するだろうか。

 日本の電子書籍の世界は、2010年5月21日、iPadが日本で発売されたことを機に新たな世界に入ったといわれる。電子書籍元年である。

 しかし、呼べど騒げど、電子書籍時代の到来は掛け声だけに終わり、それからも何度か、今度こそ電子書籍時代の到来が叫ばれながら、今日に至っている。

 まだまだ、人々のDNAには、本とは紙で読むものとの認識がべったり張り付いているのである。

 私は本格的な電子書籍時代の到来は、電子書籍の教科書で学んだ子らが大人になってからだと思っているのだが、その時代はある日突然にやってくるのではなく、知らない間にジワジワと人々の心の中に浸透して、ある日、振り返ってみると、「ああ、あの時期が紙から電子への本の転換期だったんだな」と回想される、そんな風にやってくるのではないかと思う。


■ 「テム・レイの頭の中」にあるものは?
   
 テム・レイの頭の中」というサイトの中で、サイト管理人がこれからの電子書籍の行きつくところについて、こんな想像をめぐらせる場面がある。
 
 おもしろいのでそのまま引用しよう。
 

 電子書籍という言葉はなくなるかも知れない。「紙」という制限から開放された「書籍」は、「読む」以外の「見る」「聞く」「触る」といった感覚をも取り込んでいくことになるからだ。
 例えば、漫画はアニメの要素が入るだろうし、小説には効果音やショートムービーが入るだろうし、絵本はインタラクティブなコンテンツへと進化する。
 また、これまでの「紙」ならではの一方行的な進行形態から、階層構造などの複層的な進行形態のコンテンツが出てくると思われる。
 想像してみてほしい。人気コミックを電子版で読めば、戦闘シーンなどの山場はムービーが展開され、当然音声や効果音、挿入歌も入っている。途中の場面では選択肢が表示され、選択肢によってストーリーは変化するのである。また、他のファンとのコミュニケーションをネット上で行い、そこに作家もしばしば登場するのである。(最終的にコミックなどは、ゲームにかなり近しい存在になっていくのではないだろうか。)
 想像してみてほしい。ホラー小説を読んでいて途中から深夜の学校の中を歩くムービーが展開され、どこからともなく足跡の音声が入る瞬間を。
 想像してみてほしい。歴史小説を読んでいて、興味を持った登場人物の史実やゆかりの地などの詳細データと連携していることで、より深く歴史を知ることになる瞬間を。 
 想像してみてほしい。動物や昆虫などの図鑑を開いて、3D展開可能な立体映像やムービーが格納されていて、アマゾンのジャングルの映像を見ている瞬間を。
 電子書籍というのは、単に書籍をPDFなどのデジタルに置き換える行為ではない。デジタルならではの全く新しいコンテンツ産業の幕開けなのである。知的欲求心を高度に刺激する新しい情報形態の誕生なのである。考えただけでワクワクしないだろうか。
 この新しいコンテンツ形態、米国ではエンハンストブックと呼ばれているそうだ。


 なにかここまでいくと、電子書籍はもう書籍ではない何か、総合的エンターテイメントとでもいうべきものだ。けれども、こんな世界がもうすぐそこにきているのかもしれない。

■ 電子書籍リーダーの購入

 私は、白状するが、コンピューターやパソコンのことはからきしわからない。そんな私が、こうして電子出版プラットフォームマップと称するサイトを立ち上げているのである。

 電子本を読むためには、どんな機器があるのか。パソコンと電子リーダーでは電子書籍の読み心地がどう違うのか。アイフォンで読む電子書籍の感触はどうかといったことを体感しておく必要がある。

 まずは、電子書籍リーダーを購入しよう、そう思った。

 私が購入する際の基準としたのは、とにかくその機種が本を読むという機能に特化しているということ、本が読みやすいかどうかということである。 

 そのためには、これまで印刷された本を読んできたその実感に最も近いものを選ぼうと思った。いろんなアクセサリーや多機能はいらない。とにかく、スムーズに楽しく本が読めること。

 で、買ったのが、上の「Kindle PaperWhite」である。

 特に気に入っている点をあげよう。

・ 安かった。7980円である。

・ 本物のインクを使用したeーinkスクリーンだから、とにかく読みやすい。目が疲れない(
→電子ペーパーeーink)。

・ 軽くて薄い。重さはたったの213gである。もう少し持ち重り感が欲しいくらいだ。

・ 明るいところでも暗いところでも読むことができる。ライトが内蔵されているのだ(夜、嫁さんに家を追い出されたときは、公園のベンチで本を読んで時間をつぶし、嫁さんの怒りの収まるのを待つことだってできる)。

・ 文字サイズを自由に調整できる。最近は老眼が進んで小さな字が読みづらくて仕方ない。これは助かる。

・ 1回の充電で最大8週間(明るさ設定10、ワイアレス接続オフ1日30分使用の場合)利用可能。印刷本なら途中でページがめくれなくなって本がよめないなんてことはないけど、電子書籍リーダーだと電池切れで、本が読めない! てなことが起こりうる。佳境に入ったときにこんなことになったら悲惨だ。
 この点、Kindle PaperWhiteはで電力使用料が少ないから8週間も持つ。これはいい。


senndenn.jpg
 
       (アマゾンの広告から)

■ あるレビュー記事から

 まあ、こんなところだが、私のような電子書籍リーダー使用超初心者ではなく、あれこれの電子書籍リーダーで読み比べしているその道のプロフェッショナルにとっても、Kindle PaperWhiteはことのほか評価がいい。

 大変参考になったレビュー記事を転載しておこう(2012/11/20 By KAZ)。
 

 楽天のkobo touchユーザーでしたが、使い勝手が酷かった上、発売からほんの数カ月で同じ値段の7980円でライト付きを出したことに憤りを覚え、Kindle Paperwhiteに乗り換えました。

 ちなみに購入はAmazon.comで現在アメリカでの使用ですが、Amazon.co.jpとライブラリを統合して日本語の本を中心に読み始めています。最初に起動して日本語を選択しましたが、最初から国語辞典、英和辞典等の辞書が使えました。koboでは英和辞書が使えません。

 全体的に端末・サービスに満足はしているのですが、星1つの減点ポイントは2点あります。

 まず1つめは端末の下にあるライトにムラがあり影が出来る点です。仕方ないのかもしれませんが、部屋が暗い時に端末の明るさを上げると影が目立ち、やや気になります。

 2つ目は電子書籍の数がまだまだ少ない点。読みたい本がほとんど電子化されていません。リクエストは毎回送っていますが、ラインナップの充実はこれからでしょうし期待しています。主な不満はそれだけです。

 以下いくつかの項目でkoboや他のタブレット等と使い勝手を比較してみます。

【ストアでの本の検索】
 kindle:言うまでもなく使いやすいです。キーワード、ランキング、レビュー、オススメなど様々な点から読みたい本を探せます。またPCからであれば、まだ電子化されていない本に対して簡単に電子化リクエストが送れます。また、マンガを含めてほとんどの本で(全部?)気軽に購入前に試し読みが出来ます。目次+α程度ですが、あるのとないのとでは全然違います。

 kobo:レビューって読めて当たり前だと思ってたのですが…koboでは端末からでもPCからでも、星以外分からず、レビューがありません(笑)さらにAmazonみたいに試し読みがほとんど出来ないので目次も見れません。実際の書店でもタイトルと帯だけで本を買う人がどれだけいるのか分かりませんが、個人的にこれはネットで本を販売している上で致命的な欠陥かと。koboの購入とで迷っている方はストアの使い勝手を見比べてみることをおすすめします。楽天のは顧客目線のサービスとは到底思えません。

【アプリ・他の端末との連携】
 kindle:AndroidでもiOSでもkindleアプリが使える上、ネット経由でしおりやハイライト、ノートが同期されます!これちょっと感動しました。例えば普段はPaperwhiteで読書をしていて、ちょっとの外出でスマホだけ持ち出す時でも続きから本が読めるわけです。(Whispersync機能)

 kobo:サービス開始後4ヶ月経ちましたが、ずっと「近日リリース予定」のままで未だにアプリのリリースはなしです。(海外版はとっくに出てますが。)遅すぎ。スマホアプリが出なかったのがkindleに乗り換えた決定的な要因の一つです。アプリがリリースされさえすれば、koboストアで「買ってしまった」本をまた読むこともあるかもしれませんが。

 SONYリーダー:こちらもアプリが出るのが遅かったですが、最初にアプリ対応したのがSONY製品のみ、最近になってようやく全Android対応のアプリを出したみたいですが、iOSの対応はまだのようです。

【付加的なサービス・機能】
 kindle:各Kindle端末ごとに”@kindle.com”で終わるメールアドレスが割り振られており(@の前は変更可)、そのメールアドレス宛てにファイルを送信すればUSB接続しなくても端末にファイルを送れます(Kindleパーソナル・ドキュメントサービス)。対応形式はMicrosoft Word、Kindleフォーマット (.MOBI)、PDF、HTML、RTF、JPEG、GIF、PNG、BMP。
 何より感動したのは、Amazon.comの「Send to Kindle for PC」というソフトをインストールすれば、右クリックから簡単にファイル(例えばWordの文書や自炊ファイル等)を特定の端末に送れる点で、これは非常に便利なサービスです。Amazon公式の各ブラウザ向け(Google ChromeとFirefox)のプラグインも同じページにあります。
 また、「Push to kindle」という各ブラウザやスマホ向けに提供されているプラグイン及びアプリも便利です。これはAmazonが提供している訳では無いですが、例えば、気になるニュースやWikipediaの記事を後でゆっくり読みたいと思った時に重宝します。 アイコンをクリックするだけで記事を端末に送信することができ、オフラインで記事が読めます!素晴らしい。これらの記事などはAmazonのクラウド(5GBまで使用可)に保存されます。

 kobo:サービス面で特に目立っていい事はありませんが、端末がmicroSDHCカードに対応していること。それから対応形式がkindleより多様でEPUB、PDF、MOBI、JPEG、GIF、PNG、BMP、TIFF、TXT、HTML、RTF、CBZ、CBRに対応しています。以上の二点から、自炊メインで使うのであればkoboにも利点があるかもしれませんね。あと楽天ポイントが貯まること。

【海外ストアとの統合】
 kindle:米Amazonと日本のAmazonのアカウントをネット上で簡単に統合できます。ただし、統合した場合、洋書(本によりますが)が米Amazonより値上がりしてしまう等の弊害があるようなので、洋書がメインの方は注意が必要。洋書と和書でアカウントを使い分けている方もいるそう。

<追記>
 統合できたと思っていたものの、結合するアカウントを間違えた(?)らしくエラーが出てサポートに問い合わせても解決出来ませんでした。ただ、「.com」で購入した書籍と「co.jp」で購入した書籍はkindle paper white上で登録アカウントを切り替えて書籍をダウンロードすることで共存可能です。和書がメインなのでそんなに問題は無いですが…、同一ライブラリで管理出来ないのと、メインで登録していない方のWhispersync機能が使えないのはちょっとがっかりです。

 kobo:統合する際はオペレーターに連絡する必要があります。

 他の方があまり書いていなさそうなことを中心に書いたつもりですが、自炊ではなく普通に電子書籍を「買って」読むのがメインなのであればkindle Paperwhiteは「買い」です。koboに比べて使い勝手が格段に良いので、迷っている方にはkindleの方を強くオススメします。(SONYのリーダーは分かりませんが、現時点でライト付き端末はkindleとkoboのみ)

 語学学習などの目的で洋書を読もうと思っている方にはなおさらkoboよりkindleです。現時点でkoboで英和辞典は使えません。例えば上記の「Push to kindle」などを使えば、気になる英文記事を見つけた時にkindleに送信しておいて、後で各端末の内蔵辞書を使いつつ読む、なんていう使い方もできます。

 また、最近では7型のタブレットも競合として出てきていますが、ネットを見たり、映画を見たり、ゲームをしたりといったことを求めず、純粋に読書を楽しみたいのであればやはり電子ペーパー採用のこの端末でしょう。電子ペーパーは太陽の光が当たっても液晶画面みたいに反射せず、長時間読んでも目が疲れにくい上、タブレットに比べて圧倒的にバッテリーの持ちが良く、さらに軽いです。また液晶が発する光は睡眠ホルモンに悪影響を与えるため、寝る前には良くないそうです。

【特にこんな方にオススメ】
・就寝前に読書をする方
・屋外でも読書をする方
・語学学習などで洋書を読もうとしている方
・紙の本の小さい文字では読みづらい方
・複数の本を同時に読み進めていく方
・部屋や本棚に本が散乱している方
・満員電車でも読書をしたい方
・旅に出る方
・留学する方

【ケース・カバー、充電器、保護フィルムに関して】
 日本のAmazonではまだ売っていませんが、米Amazonで売っている「Timbuk2 Kindle Dinner Jacket with Viewing Stand and Hand Strap」というカバーをオススメしておきます。カバーの裏面にハンドストラップがついているため、寝転がりながら簡単にkindleを持つことができ、快適な読書が楽しめます。kindleのケース・カバーは海外市場の方が充実しているので、日本で気に入ったカバーが見つからなければ個人輸入するのもありでしょう。

 また、kindleは充電器Amazon Kindle Paperwhite電源アダプター (端末には付属していません)が別売りになっていますが、別にこれを買わなくてもPCや他のUSB充電器で充電できますし、Androidスマートフォンをお持ちの方であれば、micro USB端子の充電器がそのまま流用できます。
 それから、保護フィルムは別に必要ないと思います(あくまで私見ですが)。


 このレビューは本当に参考になる。電子書籍リーダーを買おうと考えている人は是非参考にしてください。


jyosei.jpg

  (アマゾンの広告から)

tukusif362.jpg

                        春ですね。


     
  




 電子出版プラットフォーム「パブー」から、田中かわずのペンネームで、400字詰め原稿用紙で10枚程度の短編小説「」「みっちゃんへ」「ピヨピヨ」「ベロの辛抱」、中編小説「おばあちゃんへの贈り物」を電子出版しました。無料です。よかったら読んでね。
 エッセイ「
オレのリハビリ日記」をパブーから有料で電子出版しました。150円です。よかったら買って読んでね。
関連記事

いい記事だと思ったら、ポチッと応援、よろしくお願いします。



コメント
非公開コメント


いい記事だと思ったら、ポチッと応援、よろしくお願いします。

トラックバック
当サイトのテキスト・画像等すべての転載転用、商用販売を固く禁じます 
Copyright © 電子出版プラットフォームマップ All Rights Reserved.
まとめ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。